3 年で払う額は、どう出す?

月額は小さく見えても、36 か月続けると、合計は大きくなります。まず、自分の契約で 3 年に払う額を出します。式は次のとおりです。

月額 × 36 + 初期費用 + ドメイン代(年額 × 3)

数字は、請求書か契約書から写します。保守やサーバーを別の契約で払っているなら、その分も足します。

3 年で払う額の式。月額に 36 を掛け、初期費用とドメイン代の 3 年分を足す。自分の数字を書き込む記入欄つき
図 1 3 年で払う額の式と記入欄。紙に写して使えます。

初期費用が 0 の契約でも、月額の合計には効きます。「初期費用なし」の言葉だけで比べないでください。

契約書で確かめる 6 項目は?

金額の次に、契約書を開いて 6 つを探します。見つからない項目は、そのまま「分からない」と書き出し、会社に聞く物の一覧にします。

契約書で確かめる 6 項目のチェックリスト。最低利用期間、解約の予告期間、途中解約の費用、ドメインの名義、データとログインの引き渡し、解約後のサイト
図 2 契約書で確かめる 6 項目。
  1. 最低利用期間(縛り) 何か月は、やめられない契約か。
  2. 解約の予告期間 何か月前までに、書面かメールかフォームか、どの方法で伝えるか。
  3. 途中解約の費用 縛りの途中でやめたとき、残りの月額を払うのか、別の費用がかかるのか。
  4. ドメインの名義 サイトの住所(ドメイン)の登録者が、自分か会社か。
  5. データ・ログインの引き渡し やめたとき、サイトのデータや管理画面のログインを受け取れるか。
  6. 解約後のサイト 公開が続くか、消えるか。

会社によって、決まりは違います

最低利用期間の長さ、解約後にサイトやドメインを譲り受けられるかは、会社と契約ごとに違います。「月額制は多くが数年の縛り」とは言い切れません。自分の契約書の文面が、いちばん確かです。

ドメインの名義は、自分で調べられます

JP ドメインなら、JPRS の WHOIS で登録者を見られます(JPRS の案内)。登録者が会社名になっていないかを見ます。持ち越し方は ドメインの持ち越しの記事 にまとめました。

リースや事業用の契約は、クーリング・オフに頼れないことがあります

消費者庁の特定商取引法ガイドに、電話機のリースの事例があります。個人事業主が「事業者間の契約なので、クーリング・オフはできない」と説明された例です(消費者庁の事例)。

同じ文書には、事業者名の契約でも、主として個人用・家庭用に使うものだった場合や、実質的に廃業している場合は、法律が適用される場合がある、とも書かれています。ただし、これは電話機の事例です。ホームページの契約で同じになるかは、この文書からは分かりません。

法的な判断は、この記事ではできません。リース契約など、途中でやめにくい契約を結んでいるなら、契約書を持って消費生活センターか弁護士に相談してください。

月額に入っている物は、何ですか?

月額の中身は、契約によって違います。多くの場合は、次の 5 つの組み合わせです。請求書や契約書の項目と照らして、自分が使っている物に印を付けます。

月額に入っている物の分解。サーバー、ドメイン、更新作業、保守、サポートのそれぞれを、使う・使わない・不明で記入する表
図 3 月額に入っている物の分解。
項目何をする物か自分に聞くこと
サーバーサイトを置いておく場所サイトを公開するには、必ず要ります。
ドメインサイトの住所名義は誰か。年額は月額と別に請求されていないか。
更新作業文章・写真の差し替えこの 1 年で、実際に頼んだ回数は。
保守WordPress の更新、バックアップWordPress のサイトか。更新は誰がしているか。
サポート電話・メールでの相談この 1 年で、使ったか。

「不明」が多いなら、請求書の内訳を会社に聞いてください。内訳を出してもらえるかどうかも、続けるかを決める材料になります。

見直しの選択肢は、どれがありますか?

選択肢は 3 つです。どれが合うかは、上の式と 6 項目と、月額の中身で決まります。

そのまま続ける

次の店には、続けるほうが合います。

  • 更新作業やサポートを、実際によく使っている。
  • 6 項目の答えに納得できる。名義が自分で、やめるときにデータを受け取れる。
  • WordPress の更新やバックアップを、自分では続けられない。WordPress を続けるか乗り換えるかの記事も読めます。

内容を減らす

更新作業やサポートを使っていないなら、それを外せるか会社に聞きます。外せるかどうかは契約次第で、この記事では分かりません。聞くときは、「外した場合の月額」と「縛りがどうなるか」を書面でもらいます。

買い切り型に移る

更新をほとんど頼んでいない店は、毎月の請求に見合う使い方をしていないのかもしれません。月額なしで、名義が最初から自分の形に作り直す選択肢です。移る前に、3 年で払う額を式で比べ、6 項目を確かめます。縛りが残っているなら、その期間は旧サイトの月額が続くことも計算に入れます。

乗り換えるなら、何から始めますか?

乗り換えると決めても、すぐ解約はしないでください。新しいサイトを公開して動作を確かめてから、旧サイトの解約を最後にします。順番は 旧サイトの解約は最後に(10 ステップ) に、ドメインは 乗り換えでドメインを残す方法 にまとめました。

私たちは、新しいサイトの制作を、モニター価格 5万円・月額なしでお受けしています(ドメイン代は別です)。乗り換えの作業(移管・メールの切り替え・解約の手続き)は 5万円に含みません。相談は お問い合わせ から。