最初に確かめる 3 つは何ですか?

ドメインを持ち越せるかは、次の 3 つでほぼ決まります。サービスの管理画面か、ドメインを取ったときのメールで確かめられます。

  1. ドメインを取った場所(Wix・ジンドゥー・ペライチ・ドメイン専門の会社など)
  2. 取った日(他社から移してきた場合は、その移した日も)
  3. 有効期限(次に更新が来る日)

ドメインとは、お店のサイトの住所(お店の名前.com など)のことです。サイトを作る場所と、住所を登録する場所は、別のことがあります。Wix やジンドゥーでサイトを作っていても、住所は別の会社で取っている店もあります。

取った場所が分からないときは、請求や更新のお知らせのメールを探してください。そこに書かれた会社が、今のドメインの登録先です。

取った場所ごとに、移せる条件はどう違いますか?

条件は、取った場所ごとに少しずつ違います。下の図と表は、各社のヘルプで案内されている内容です。

取った場所ごとの移せる条件の図。Wix は取得後 60 日は不可、ジンドゥーは期限の 40 日前まで、ペライチは取得 60 日以上かつ期限 15 日以上、.jp は認証コード 35 日
取った場所で、見る条件が変わる(ジンドゥー・ペライチはヘルプの案内、2026-11-03 時点)
取った場所日付の条件手続きの流れ
Wix取得後 60 日は移せない。登録者の連絡先を変えた後も 60 日ロック。他社から移した後も 60 日は再び移せないドメインのロックを解除すると、登録者のメールに移管認証コード(EPP コード)が届く。完了までふつうは最大 7 日ほど
ジンドゥーヘルプの案内では(2026-11-03 時点)、.com などは登録後 60 日ロック。有効期限の 40 日前までに申請。期限が過ぎると手続きできない管理メニューから外部へ移管すると、管理者のメールに AuthCode が届く。.jp などはこの操作で出せず、サポートへの申請になる
ペライチヘルプの案内では(2026-11-03 時点)、取得から 60 日以上、有効期限まで 15 日以上ドメイン管理の外部移管でロックを解除し、AuthCode を受け取る。承認の期限は 96 時間。完了まで 3 日〜2 週間

ジンドゥーとペライチの行は、各社のヘルプの案内に基づく内容です。画面の名前や数字は変わることがあります。手続きの前にヘルプで必ず確かめてください。

Wix は、移管の前にプライバシー保護(登録者情報を隠す設定)を外すよう案内しています。登録者のメールアドレスが古いままだと、認証コードを受け取れません。先にメールアドレスを確かめておくと安心です。

「60 日ルール」とは何ですか?

ドメインの規則(ICANN の移管ポリシー)には、取得から 60 日以内の移管を、今の登録事業者が断ってよい、という決まりがあります。他社へ移した直後や、登録者の名義を変えた直後も、同じく 60 日の制限があります。

大事なのは、これが「断ってよい」という形の規則だという点です。「必ず移せない」とは書かれていません。ただ、Wix のヘルプは「取得後 60 日以内は移管できない」と明記しています。実際は、事業者ごとに 60 日で止めていると考えて動くのが安全です。

確かめたのは 2016-06-01 版の ICANN のポリシーページです。その後の改定は確認していません。手続きの前に、取った場所のヘルプを優先して読んでください。

名義やメールアドレスを変えた直後も、移せない期間が始まることがあります。Wix は、登録者の連絡先を変えた後も 60 日ロックがかかると書いています。移管の前に連絡先を直したいなら、その分の日数を足して予定を組んでください。

.jp のドメインは Cloudflare に移せますか?

移せません。Cloudflare Registrar の対応一覧に、.jp(.co.jp も)は載っていません(2026-11-03 時点)。この一覧は増えていくので、手続きの前に最新の一覧で確かめてください。

.jp の店には、選び方が 2 つあります。

  • 今の登録業者に置いたまま、ネームサーバーだけ変える。ネームサーバーとは、ドメインの案内所の設定のことです。新しいサイトの置き場を案内する先に変えます。ドメインの登録先は動きません。
  • .jp を扱う他社へ、指定事業者を変更する。.jp では、登録先の会社を変えることを「指定事業者の変更」と呼びます。

指定事業者の変更は、JPRS の案内ではこう進みます。まず、今の登録先から認証コードを受け取ります。次に、変更先の会社に申し込みます。最後に、今の登録先からの意思確認に「承認」と答えると完了です。認証コードの有効期限は、発行日の翌日を 1 日目として数えた 35 日後の 23:59:59 です。指定事業者変更ロックなどがかかっていれば、先に解除が必要です。

JPRS のこのページには、.jp の取得後に移せない期間の記載がありません。ただ、ジンドゥーのようにサポートへの申請が要る取り先もあります。取った場所のヘルプも確かめてください。

移すのと、移さずにつなぐのと、どちらを選びますか?

ドメインを移さなくても、新しいサイトに今のドメインを使える場合があります。登録先はそのままにして、ネームサーバーなどの設定だけを新しいサイトの置き場に向ける方法です。

ドメインを移す選択と、移さずにつなぐだけの選択の比較図。移すと登録先が変わり、つなぐだけなら登録先はそのまま。どちらもメールの設定を先に確かめる
移す/つなぐだけ。どちらでもメールの設定は確かめる

つなぐだけが向く場合

  • .jp のように、Cloudflare に移せないドメイン
  • 取得から 60 日以内や、有効期限が近いなど、移す条件に合わないドメイン
  • 今の登録先で更新を続けて困らない場合

移すのが向く場合

  • ドメインの登録先をひとつにまとめたい場合
  • 今の登録先が、設定の変更を認めない場合

ペライチは、ヘルプの案内(2026-11-03 時点)で、ペライチで取ったドメインはペライチでしか使えず、他社で使うには外部移管が要るとしています。この場合は「つなぐだけ」を選べないので、移す手続きを前提に日程を組みます。手続きの前にヘルプで確かめてください。

新しいサイトを Cloudflare Pages に置く場合、お店の名前.com のような本体のドメイン(サブドメインでないもの)を使うには、Cloudflare にゾーンを追加して、ネームサーバーを設定します。www のようなサブドメインなら、CNAME の設定で足ります。Pages の画面でドメインを先に追加してから、DNS を設定する順番です。

どちらを選んでも、メールには影響が出ます。ドメインを移すとメールの設定(MX)も写し直しが要ります。ネームサーバーを変える場合も、DNS の記録を写し漏れるとメールが止まります。詳しくはメールを止めない手順の記事を見てください。

いつまでに始めればよいですか?

終わりの日(有効期限)から逆算して決めます。最初に、取った日から 60 日が過ぎているかを見ます。次に、有効期限までの日数を見ます。

取った日から 60 日、有効期限の 40 日前、15 日前、有効期限までを並べた時間軸。期限から逆算して早めに始める
60 日が過ぎてから、期限の 40 日前より早く動く
  • Wix:取得後 60 日は移せません。完了までふつうは最大 7 日ほどかかる、とヘルプにあります。移管後の MX の設定し直しの時間も見ておきます。
  • ジンドゥー:ヘルプの案内では、有効期限の 40 日前までに申請します。期限が過ぎると手続きできません。解約についても、更新日の 7 日前までと、ドメインを転出するなら 45 日以上前の手続きが勧められています。
  • ペライチ:ヘルプの案内では、有効期限まで 15 日以上が条件です。承認の期限は 96 時間で、完了まで 3 日〜2 週間かかります。有効期限の 30 日前に自動更新が済んだ後に移管しても、返金はないとあります。
  • .jp:認証コードは 35 日で切れます。コードを受け取ってから、変更先への申し込みと承認まで、余裕を持って進めます。

たとえば有効期限が 2027-03-31 なら、ジンドゥーの申請の締め切りの目安は 2027-02-19 です(40 日前、こちらの計算)。ペライチは、有効期限の 30 日前(3 月 1 日)に自動更新が済んだ後に移管しても返金がないので、それより前に始めるのが安全です。日数の数え方は各社で違うことがあるので、余裕を見て動いてください。

今のサービスの解約は、ドメインの移管が終わって、メールとデータを保存した後です。ジンドゥーでは、即日解約だと、ドメインを他社へ移管できなくなるという案内があります。順番は解約の順番の記事で説明しています。

作り直しを任せたい場合は、Wix・ジンドゥー・ペライチからの作り直しのページをご覧ください。新しいサイトの制作はモニター 5万円・月額なしです。ドメインの移管やメールの切り替えなど、乗り換えの作業はこの 5万円に含みません。